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  • 執筆者の写真藤岡みなみ

更新日:2023年5月30日


月曜日のリハーサルが
火曜日の反省会が
水曜日のバックアップがほしい

木曜日の再放送が
金曜日のコピーが
土曜日のゲネがあってほしい

日曜日だけが本物

川で石を拾って
一番気に入ったやつを投げちゃって
こんなちっちゃい滝があるんだ
もう2度とここには来ないだろうね

本物の日曜日を
一生に一度だけください



  • 執筆者の写真藤岡みなみ

更新日:2023年5月30日


みぞおちの隣に湖がある。深い。広い。濃い青の。

手をつけてみると、とても冷たい。
もしも肩まで浸かったら、芯まで冷えて動けなくなりそうな。
おばあちゃんは、とにかく寒いねん、と言った。

足首まで入ってみると、ひどく熱い。皮膚が赤くなる。
ずっと入ってはいられない。
やけどにずっと触れていたい気もする。

とても冷たいような、とても熱いような、そんな温度の湖がすぐそばにある。
心臓の横にある。
自分から入ってみたり、出たり、隣に座って眺めたり、見ないように背中を向けたりする。
湖に身体すべてを委ねるのは危険だとわかるけれど、この中にいたい気持ちもある。
任されている。

行ったり来たりしながら、さわれるようになっていくのか。
そんなのもおかしいよ、と言っている魚もいる。
憎たらしい青。忘れたくない青。


  • 執筆者の写真藤岡みなみ

更新日:2023年1月11日



新しい朝を何度裏切ったろう

まっさらな気持ちを何度汚したのか

それでも1ページ目の気持ちになることに

まだ意味はあるか


あんたの一念発起は信じない

もう一度だけ信じてあげる

いや絶対信じない

迷いの滲む墨汁

こうありたい(できるものならやってみろ)


誰も傷つけまいと誓った日に友人とぶつかり

背筋を伸ばして歩き出すのかと思いきや

布団にくるまり 起きてきたと思ったら

少し足の長い家グモを殺してしまった

それでも、いい人と言われたい

とても


調子がよすぎるとわかっているから

美しい朝に酔えずにいる

両手いっぱいの罪

ひとつひとつハンガーにかけて

せめて新しい光の下に干しておく

見てください、罪です。


それが私の書き初め

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